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家や部屋を「浄める」と言われたとき

はじめに思いつくのは『塩を盛る』ことでしょうか

たいていの霊的事象に対して塩を使うことが多いのでお浄めには塩を盛るというイメージが強いのかもしれません。

もちろん間違いではありません。ただ一方で、不安や問題があるたびに盛り塩の数を増やしていくため、もう盛る場所がなくなるほどに盛り塩だらけになり、どうしたらよいのか分からないコストもかかるというお話しも聞きます。

足の踏み場に留意しなければならないほどの盛り塩だらけの生活は、想像するだけで疲れてしまいますね。それを回避するために数か月に1度、水回りの供養というちょっとだけ大きな供養を行います。

供養の流れを説明していきます

以下が準備するものになります

  1. 般若心経 1枚
  2. 「供養」と書いた半紙 1枚
  3. 酒または焼酎 200㏄ほど
  4. サカキ 5本
  5. 塩 適量
  6. 米 適量(目安:2分の1カップほど)
  7. 無地の半紙 6枚(折り方があるので以下を参照してください)
  8. 方位磁石 最低1つ

以下は準備する物の説明です。準備が面倒なものから載せています。

準備に慣れた方はスルーしてください

1.般若心経

はじめての方は、印刷してあるものをそのまま使用しても可。最後に燃やすので必要な場合はコピーを使用して下さい。供養に慣れてきたらペンで書いたもので構わないので写経を使ってみましょう。自分の事を行うのにいつまでも市販のものを使っていては思いが通りません。写経に慣れたら筆ペンを使います。筆ペンに慣れたらペンではない墨を使用する筆で書いてみましょう。筆で書くことに慣れたら、なぞり写しではなく、見真似て書きましょう。筆と見真似で書くようになられると供養者としても上級レベルです。

2.「供養」と書いた半紙

半紙がない場合には、コピー用紙でも可。和紙や障子紙を使用しても問題ありません。はじめは筆ペンで書いても大丈夫です。サインペンを使用する場合には太い物を使ってください。筆を使えるようになりましたら、より好ましいです。手間と時間をかけた物を使って供養するほど霊に対してより良く作用するためです。

3.酒または焼酎

日本酒と焼酎のどちらを準備したらよいですか、という質問を必ず受けます。基本的に神様のことをする際には日本酒。霊のことをする際には焼酎と分けておくと霊にも分かりやすいと思われます。ただし厳密に分けなければ効果が下がるということはありませんので、どちらを使っても問題はありません。ご自宅にあるものをご使用ください。お酒をふだん置いていない方はスーパーやコンビニでワンカップのお酒が売っていますので、そちらでお求めください。最終的に燃やすか燃やせるゴミに出せる方が好ましいため、ビンに入っているタイプよりも紙パックのものをここでは使用しています。一升瓶やお得パックのお酒を使われる際には、紙コップに移してご使用ください。

4.榊(サカキ)

ご自宅のお庭に生えているものがありましたら、そちらをお使いください。買われる場合にはお花屋さんやスーパーの植物コーナーにも置いている場合があります。売っている場所を普段から確認しておかれると良いですね。数は5本準備してもらいますが、家の四隅に置くサカキ4本と供養の場で使うサカキ1本に分けます(最も形の凛々しいものを供養の場で使う1本にしてください)。あとの4本は隅に立てますが、あまりにも葉のバランスが悪いと立ちにくいのでほどほどに葉のバランスの良いものを選んでおかれてください

上のサカキ5本の中で供養で使う1本をこちらに決めました↓↓↓↓

5.塩

基本的に何でも大丈夫です。あまりサラサラし過ぎた塩はまとまりにくいので供養には使い辛いです。食卓塩のようなタイプでは量が少ないので、袋入りのタイプを購入しておかれてください。

6.米

生米を使用します。炊かないでください。量は半カップ(100㏄)ほどで構いません。

7.無地の半紙

半紙がない場合にはコピー用紙でも可。和紙や障子紙でも問題ありません。何も書いていない無地の半紙は折って使用します。折り方は以下になります。とても簡単で数秒で出来ます。

8.方位磁石

方位磁石はスマホに備わっている機能を使ってもらっても問題ありません。ただし、霊障の強い部屋では磁石が安定しない場合があります。方位磁石は2~3個準備しておくと安定した方位を探すことが出来ます。

準備するものが揃ったら、8.方位磁石を使って供養するための場所を確認します。

家(部屋)の四隅を確認します

確認の方法は以下です。※間取りは一例です

家(部屋)の中心と思われる場所に方位磁石を持って立ちます。さらに方位磁石を床に置くと安定して方角を確認することが出来ます。

方角が分かったら、それぞれの部屋の東西南北に当たる位置を見に行きます。

家(部屋)の東西南北を見に行くのには理由があります

供養する場所が異常に汚れていたり、大きな物が置かれていたり、これからサカキや半紙や塩米を置く場所として不適切な場所に当たらないか確認をし、不適切である場合にどのようにするかをまず考えなければなりません。

様々な事情で方角のとおりきっちりとサカキなどを置けないことは多々あります。その場合でも、出来る限り東西南北近くの場所に置く努力をします。一つだけ間違いなく出来ることは、サカキを置くと決めた場所を清潔にしておくことだけは出来ますので実行されてください。

ここから準備してもらったものをセットしていきます

順番はを起点に反時計回りにサカキと半紙、塩、米をセットしていきます

反時計回り(北→西→南→東)

まずは、北の隅に無地の半紙1枚とサカキ、塩、米を持っていきます

①折った無地の半紙をセット

②半紙の又になった部分にサカキを立てる(壁にもたれさせて大丈夫です)

③折った半紙の上に塩、米を盛る。左に塩、右に米。

④これで四隅の1つ北のセットが完了しました

⑤同様に反時計回りにこのセットを残り3か所行う(西、南、東)

⑥北、西、南、東の四隅にセットできたら、水回りの供養のためのセットを始めます

供養をセットする場所はその家(部屋)で平らで落ち着く場所であれば結構です。床の間があれば言う事はありませんが、ないお宅やお部屋も多いので集中しやすい場所であれば問題ありません。ただし、水場から離れた場所が望ましいです。

床にセットする場合(これから左右に塩、米をセットします)
テーブルに供養をセットした場合(左右に塩、米をセット済み)と酒を紙コップに入れて使う場合の配置

塩、米をセットする場合には、左に塩、右に米となります

セットが済んだらいよいよ、水回りの供養に入ります

水回りに塩と酒をあげていきます

1.シンク(キッチン周り)

塩をひとつまみ流しの元にパラパラと落とします。

次に酒。おちょこにほんの少しだけ注ぐ感覚で垂らします。

2.洗面台

シンクの時と同じように、塩を置き酒を垂らします。

3.風呂場

こちらも同様に、塩、酒をします。

4.洗濯場

排水ホースの排水口のあたりに塩を置きます。酒は指先でちょんと乗せる程度で大丈夫です。洗濯機の設置の都合で排水付近に触れられない場合、洗濯機の中に塩、酒をします。その際、洗濯機の中は空にしておいてください。

5.トイレ

トイレの中に手洗い場がある場合には、そちらにも塩、酒を行ってください。

6.洗い場(屋外)

屋外にある水場もすべて行います。

7.排水溝(屋外)

戸建ての家やマンションやアパートそのものの土地を供養する場合には、このようなマンホールの入り口や排水溝にも塩、酒を行います。数が多い場合もがんばって行います。

8.ベランダ排水口

ベランダの排水口にも行います

9.室外機など排水口

室外機の排水ホースからも水が出るので、その辺りにも塩、酒を行います。場所によっては届かないことがありますので、可能な限り近くに塩、酒をします。

身を乗り出したり危険な行為は避けてください

水回り全てに塩、酒を振る舞う理由は、外に霊を逃がさないためです。手前で四隅に榊を立てる理由は囲い込みの役割を担っています。

このように水回りに塩、酒を振る舞ったら「供養」を行ないます

このセットの前に座ります

塩、米、酒を「供養」の上に盛る

酒は榊の葉の先で酒に浸し、供養の紙の上ににじませます

手を合わせ般若心経を読みます

供養は終わりです

供養が終わったらサカキを回収します

今度は北から時計回りに回収します

北→東→南→西

スーパーのビニール袋などに塩、米、サカキをいれ廃棄します(燃やせるゴミ)

折った半紙はお経や供養の紙と一緒に燃やします

燃やす場所は地方自治体の法令を遵守して行ってください

お焚き上げは火の扱いが許可されている場所で行います

ミニ焚火セットのようなものも市販されています

必要に応じて地面や壁、天井を傷めないように注意してください

防火マットもネットショップで購入できます

1つあると便利です

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